2008年07月11日

整形外科医考―小児股関節疾患

 小児股関節疾患の代表格として、先天性股関節脱臼、ペルテス病、化膿性股関節炎、大腿骨頭辷り(すべり)症などがあげられます。先天性股関節脱臼はその発生率の減少から治療する機会が激減しており若手整形外科医の教育の観点から問題となっています。
 私が幹事を務めている日本小児股関節研究会では、そのガイドラインの作製に精力的に取り組んでいますが、実際の臨床の現場では経験の乏しい上席医師が若手医師を指導できる訳もなく、専門病院で研修をするなど対策を考えないと出生数の減少とも相まって、益々お座なりになる可能性があります。また、保健所の二次検診の廃止、小児科医不足による定期検診における見逃し例の増加が懸念されています。

posted by Dr.Hayashi at 15:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 小児股関節